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名南共同エネルギー株式会社

事業紹介

 当社が熱エネルギー(蒸気)を供給する名南コンビナート(愛知県知多市)は、昭和40年代に開発された食品・飼料および医薬品などの原料を製造するコンビナートです。コンビナート内の各工場で使う熱エネルギーは近隣の石油精製工場から供給される安価な燃料を当初は使用していました。しかし、石油精製事業そのものが縮小・撤退することにより、現在は高価格のLNGを利用しています。

 さらに、蒸気の生産に際しては、効率の高い電熱供給(いわゆるコージェネレーション)ではなく、蒸気オンリーのシンプルサイクルであることも、産業用熱需要の高いコンビナートとしては、大きな弱点となっています。そこで私たちは、石炭への燃料転換および高効率コージェネレーションによる廉価で、環境負荷の低いエネルギーの生産基地を作り、コンビナート内への熱供給および電力の自由化という大きな歴史的な動きに乗った電気の供給・販売を行ってまいります。各社で独自に行っていた蒸気の生成を、当社がコストの安い石炭を燃料とするコージェネレーション発電を行うことで、集中化と効率化のメリットを産み出します。

 当社の目的は、このコージェネレーション発電事業を通しての、地域とそこで事業を展開する国内産業への貢献です。皆さんもご存知のように、中部地域はまさしく世界有数の工業地帯であり、さらには、その中核インフラの一つである名古屋港は、日本最大の貨物取り扱いを誇っています。私たちがこれから作り、育てていくエネルギー基地が、画期的かつ必然的なインフラとなることを確信しています。そして、この事業を通して地域産業のさらなる発展・拡大に貢献していくことが、私たちの目指す道です。当社は、規模の拡大は目指しておりません。地域密着型のエネルギー会社として、長期的に安定し、地域に貢献し、働く人にとっても魅力のある“SMALL&SMARTな会社”でありたいと考えています。